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 8月19日 考え直すなら今のうちだぜ、お嬢さん


 処世の都合とか、その場のノリとか、運命的なモノとかで、こうしてサイトを創ることになっちゃいました。細かい理由は細木数子先生にでも占ってもらってください。たぶん、大殺界とか、そういうお言葉が頂けるはずです。
 それはさておき。
 勢いだけでここまでのタグを組んで、トップに載せることにした日記を書き始めているわけですが、何分、ネタがない。こればっかりはどうしようもない。ということで、漁りにいきました。



 ヘネシスのネコちゃん象から行ける、ペットの散歩道というところです。なにやら、アスレチック的なモノが並べられてます。なつかしいですねぇ、こういう景観。
 おっと、自己紹介が遅れました。私、メイプルストーリーの桜サーバーで活動している、ヴァル卍エイと申します、職業はご覧の通り、戦士で……って、
 画像の名前が隠れちゃってるorz 
 しかも、目を瞑ってる。 ……えぐえぐ (;つД`)
 ち、ちなみに、連れているペットはミニカーゴです。

 ヴァル卍エイ「さ、ミニカーゴちゃん。ご挨拶して」
 ミニカーゴ「吾輩はヴァル卍エイのペット、ミニカーゴである。名前はまだない」
 ヴァル卍エイ「Σ ご、ごめんよぉ」
 ミニカーゴ「名前はまだない。初期設定のままだ」

 ……ペットの名札って、結構なお値段するんですもの;
 そ、そのうち……買うからさ、たぶん。
 話は変わりますが(ニゲ)聞いた話だと、これの大きいモンスターもいるらしいですよ。親子ですかね? ちょっと楽しみです。まあ、実際は、親子丼の親子率くらいのものでしょうが。


 ちょっとショボくれてヘネシスを放浪していたら、クエストを発見しました。



 船に乗ってから消息が途絶えた……ということは、このレッサーバルログっていうモンスターに、船ごと潰されてますね。
 え、でも……書が隠されているその船、って、どの船? 幽霊船? よくわかんないや。
 しかし、カッコいいですね。このレッサーバルログっていうモンスター。名前もそうですけど、襲撃して勝利って、男の浪漫ですよ。
 いつか会えるのかな? かなり強いだろうから、レベル上げなきゃいけないですね。


 初顔出しが失敗に終わった間抜けな管理人ですが、よろしくお願いします。



 8月20日 飼いカーゴに歯向かわれる


 行ってきましたよ、中央ダンジョン《ありの巣》。



 ちょっと途中でワニに噛み付かれて死にかけましたが、無事にたどり着くことが出来ました。ワニなんて聞いてないよ;
 何はともあれ。



 ドロップしました。《鋼鉄の盾》ですか。私は鉾なので、装備できません。泣く泣く売り払いました、3000メル。お小遣いに。
 しばらく狩ってうえの建物に入ってみると、サウナという物がありました。ホテルなのにサウナなんですね、前衛的です……って、



 ……お、お邪魔しました(汗



 慌ててチャンネルを変えましたよ。せっかくのサウナデートを邪魔するわけにはいかんでしょう。しかし、サウナでデートですか。これまた、前衛的な。
 と、独りでくつろいでいたら、



 カーゴちゃんがおなか空かせてますね。

 ヴァル卍エイ「ごめんね。狩りに夢中で気がつかなかったよ」
 ミニカーゴ「……おなか空いた」
 ヴァル卍エイ「わかった、わかった。ほら、エサだよ。……と、その前に、《立て》」



 無視されましたorz
 もー、エサ忘れないから、許しておくれ。



 8月21日 みんな、ブレイクしようぜっ!


 本日も引き続き、ありの巣でかりかりカリカリ狩り狩り。



 《デビルズローブ》……魔法使いの装備でした。お小遣いに。その後サウナに。

 やることないなぁ、ってサウナで休んでいたら、《塩ラーメン》がお得という情報を聞きつけました。ええ、87レベルの戦士さんが、22レベルの戦士さんと、そういうお話していました。ハイ、盗み聞きです。



 あらまぁ、本当にお得ですね。ひとつ300メルで500回復。それ以外の回復薬は、1メル=1回復くらいでしたのに。ちょっと買いだめして、カニングに帰る途中、



 スゴイ人たちと会いました。
 なにがすごいって、台詞がすごい。衝撃的です。キャラ強すぎです。
 ひと夏の思い出にしようと思います。


 余談。現在(31レベル)の最高ダメージ。



 8月22日 名無しカーゴ、空を舞う 〜誇りをかけた闘い〜


 あ、翼じゃないですよ。船です。



 エリニアからオルビスというところまで、飛行船で行ってきました。先日発見したクエストの潰された船というのは、どうやらこれのようです。
 レッサーバルログというモンスターが襲ってくるのかな、と期待していましたが、何も来ませんでした。どこにいるんだろう。早く会ってみたいです。
 それはさておき。しばらく船で遊んでいるうちに、はじめは大勢いた人たちが、いつの間にかほとんどいなくなっていることに気がつきました。

 ヴァル卍エイ「どういうわけだっ、途中下船か!」
 ミニカーゴ「落ち着け、主人。みなは船の中に入っているだけだ」
 ヴァル卍エイ「えっ、中? 中って、どこ?」
 ミニカーゴ「自分で探してみろ、貧乏人」
 ヴァル卍エイ「くッ……! その言葉、後悔するなよ」

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 ……状況を整理してみよう。私は、オルビス行きの船に乗っている。出発した時は、私のほかにも大勢の乗客が居た。しかし、今は私のほかには誰もいない。途中下船したとは考えられない。ならば、みなはこの付近の別マップにいるということになる。
 では、その別マップはどこだろう。糞カーゴは、《船の中》と言った。なるほど、確かに道理に適っている。船ならば、船内に娯楽室のひとつくらいあっても、別段不自然ではない。みなが私を放って船内でくつろいでいるという仮説は、ほぼ間違いないだろう。
 問題は、その船内に通ずる道がどこにあるか、という点だ。このマップ内なのは確かだ。しかし、それらしいポータルは見当たらない。稀にある、隠しマップと同類なのか。
 だとすると、これは少々やっかいだ。通常のポータルであるなら、左上のミニマップに青く表示されている。しかし、隠しの場合はそれがない。完全に、勘で探し出すよりないのだ。尤も、完全に勘が全てではない。それらしい背景や、如何にもな看板が表示されていたりする。
(この戦い、持久戦になるな)
 私はひとつ深呼吸をすると、今まで何気なく眺めていた周囲に、探知の視線を張り巡らせる。勝敗を分かつのは集中力だ。些細な違和感をどこまで感じ取ることが出来るか、それが重要だ。
(何か不自然なモノはないか。場違いなモノはないか)
 しかし、私は何の違和感も感じ取ることが出来なかった。敗北に身を打ちひしがれる半裸体に、上空の澄み切った青風が吹き付ける。
(寒い。このままでは……死ぬ)
 迫り始めた死の音色に、私の本能が警鐘を鳴らして頭脳を奮い立たせる。最早一刻の猶予も許されぬのだ。
(考えろ、考えるんだ。このマップのどこかに隠しポータルがあるのは間違いないのだ。もう、あと一歩のところまできているのだ)
 瓦解しかけた論理を組み立てなおす。
(下手な鉄砲、数撃ちゃあたる――この作戦で行くか? いや、残された時間は長くない。いつ答えにたどり着けるか、そんな不確実な方法では危険すぎる)
 吹き荒ぶ風が思考を鈍らせ、必死につむぎ続ける思考の糸を揺さぶり、妨害する。
「くッ……! これが《拳を開いて立て》殿が仰っていた、真のスピアマンになるための試練なのか」
 唐突に、念願のスピアマンに転職できた日、拳を開いて立て殿に諭されたことを回顧する。

――ヴァル卍エイ、よく聞きなさい。確かに、おまえの選んだスピアマンは、強力だ。比類なき体力、圧倒的防御力、アクの無いスキル、モンスターを蹴散らす攻撃力……単純な戦闘能力のみを見れば、怖れるものなど何もないだろう。
 しかし、スピアマンとて万能ではないのだ。完璧なクラスなど、ありはせぬ。必ずや巨大な壁が立ちふさがり、おまえの行く道を阻むだろう。
 その時、おまえはどのような選択をするのか。それが真のスピアマンになるための、試練なのだ。

 私は《拳を開いて立て》殿の言葉を思い出し、己を奮い立たせる。この苦しみが試練だというのなら、これを乗り越えれば真のスピアマンを名乗ることが出来るのだ。
 再び、沈思黙考に浸る。ふと、あることに気がついた。
(私は違和感ばかりを見つけようとして、根本的なことを見落としていた)
 隠しポータルは、不自然さのみでは見つけることが出来ない。
(至極単純な、なにか、移動を連想させるオブジェクト……それを探すのだ)
 それは、すぐにみつかった。見るからに扉、しかし、考えようによっては、ただの背景にもみえる。
 私は、↑キーを押す勇気がなかった。もし、違っていたら、残される道は――。
 そんな私の臆病さを払拭するように、一度として耳にしたことのない、酷く攻撃的なBGMが木霊した。威圧感が、圧倒的物量を以てのしかかってくる。
 次にとった行動は、半ば直感的なものだった。愛鉾《ミスリル長柄戦斧》を右に蹴倒し、私は対に飛び退き、反転する。
 私が直前まで思索に明け暮れていた空間に、幾筋もの黒雷が降り注ぎ、小規模な、されども極限まで圧縮された爆発が起こった。
(レッサーバルログかッ!)
 体の何れかが、真の死を予知した。
 後背に激痛。船の破片が、爆風により鋭利な凶器となって、突き刺さっていた。
 私は急いで鉾を持ち直し、そのまま無我夢中で↑キーを、押した。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 ミニカーゴ「満足したか?」
 ヴァル卍エイ「……日記で、ここまで長いノリ・ツッコミをやったのはボクくらいだよ、きっと」
 ミニカーゴ「だれも最後までは読んでいないだろうな」
 ヴァル卍エイ「それは言わないでおくれよ。泣きたくなっちゃうじゃないか。三時間もかかったのに」



 私の真性阿呆が証明された一日でした。



 追伸



 狩りもしました(お座成りに



 8月23日 財力こそ、全て也


 こんなワンちゃん見つけました。



 気持ちよさそうにお昼寝してますね。カワイイです。
 でも、ウチのカーゴちゃん(名無し)の方がかわいいですよ。



 戯言でした。ゴメンナサイ。
 話は変わって。
 35レベルになったということで、武器を探していました。目標は鉾35レベルの装備。フリーマーケットをさ迷います。

 ヴァル卍エイ「カーゴちゃん。見つからないよぉ」
 ミニカーゴ「使い込まれた武具には魂が宿るという。自らの意思で、おまえを避けているのだろう」
 ヴァル卍エイ「はうっ。……ひ、ひどいなぁ。買い物運が悪いのかな?」
 ミニカーゴ「いや。武具の買い手運がよいのだろう」

 以上のような経緯を持ちまして、目標を変更しました。鉾には変わりないですが、《金のスノーボード》という物も視野に入れることにしたんです。
 すると……。

 ヴァル卍エイ「か、カかカかッ、カーゴちゃん!」
 ミニカーゴ「何かね。主人よ」
 ヴァル卍エイ「こ、これはっ!」




 36レベルに向けて、やる気が出ました。



 8月24日 ち、力が……力が溢れ出てくるッ!!


 上手い具合に《金のスノーボード》強化済みを入手したわけですが、レベルが足りなくては装備することも出来ない。というわけで、ガリガリと沈戦黙狩(←造語)

 ヴァル卍エイ「カーゴちゃん。もうすぐでレベルアップだよ、楽しみだね」
 ミニカーゴ「……(両手を組み合わせて、祈る姿)」
 ヴァル卍エイ「ナニしてるの?」
 ミニカーゴ「祈っておる。主人に愛想をつかした武具が離反せぬように」
 ヴァル卍エイ「え」
 ミニカーゴ「この《金のスノーボード》は、主人には出来すぎておる」
 ヴァル卍エイ「まあ、確かに……。もっと高くても良かったくらいなのにね」

 実はアレ、200k(20万)で購入しました。店売りの40レベル品よりも安く、優秀です。ほんとうに人生とは何が起こるかわからないものですね。安く良い品が買えたり、カーゴに歯向かわれたり、気がついたらサイトをつくっていたりとか……。
 何はともあれ、レベルアップ。そして、



 喜ぶカーゴちゃん。もう、素直じゃないんだからっ。
 ぼくはちゃんとわかっているよ、ほんとうの君はすごく優しい仔だって。うんうん。



 勘違いでした。
 素直にお詫びします。

 にしても、今まで《ミスリル長柄戦斧》を使っていたためか、すごく振りが速いです。そうはいっても《普通》なので、あくまで体感なだけなのですが。
 うん。ブースターにふっちゃいました。スキル。3も。だって、あんまり速いんですもの。こうなったら、トコトンて感じです。

 ミニカーゴ「無計画め」

 (無視)プログレスの完成は遅くなりますが、もー、ダメージの低さも気にならないですからね。同じことです。


追伸。



 現在の最高ダメージ。



 8月25日 名無しカーゴ、命名の危機


 うちのカーゴがどういう手管で友をたらしこんだのかは知りませんが、どういうわけか《ペットの名付け》を頂きました。無料で。感謝、感謝、大感謝。



 ボクが貧乏で身動きが取れないことに諦めて、他所さまを味方に引き込むとはっ。したたかなペットを選んでしまった。まあ、賢いって書いてありましたしね。
 本当に、もう。うちのペットがご迷惑をおかけしました。
 しかし、これは大問題ですね。貰ったというからには、使わなければならない。使うということは、名前をつけるということ。

 ヴァル卍エイ「カーゴちゃん(暫定)、なにか希望はある?」
 ミニカーゴ「吾輩は《夏目漱石》か《芥川龍之介》を所望する」
 ヴァル卍エイ「却下」

 ……大問題です。まさに、「タスケテ」状態。
 え、ボクの草案ですか? 《金剛力士》と《ロッチェレランド》の二案あります。

 ミニカーゴ「却下」

 ……誰かタスケテ。



 追伸。
 《仮面忍者》様、本当にありがとうございます。この場をお借りして、深くお礼申し上げます。



 8月26日 豊作貧乏、キャベツを捨てるな





 ヴァル卍エイ「かかかっ、カーゴちゃんっ!?」
 ミニカーゴ「あ、焦るでない。調子に乗るな。ここで失敗しては全てが水の泡だ」
 ヴァル卍エイ「う、うん。そう、そうだね」

 いつになく慎重に《Z》キーを押しました。《十字チェーンメイル(白)》、ゲットだぜ。
 ふっふっふ。ようやく、ボクにも運がまわってきましたか。この装備、丁度今のボクに必要な代物です。ちょっとくらい、ほくそ笑んだって誰も怒らないでしょう。うわっはっは。
 さあ、ウコン色蜥蜴(エビルアイ)ども、かかって来るが良いっ! この金のスノーボドの薬味にしてくれるわっ。



 レフェリー、タイム願います。
 落ち着け、落ち着くんだ。冷静に現実を把握しろ。眼前には、見るかに武器な品。そして、辺りには誰もいない。いるのはボクと、ウコン蜥蜴のみ……。
 論理的結論。これはドロップ品。イコール、ボクのモノ。
 この金のスノーボードは金を呼ぶのやも知れぬ。とんだ掘り出し物じゃわい。
 ケケケ。



 先生、おなかが痛いので、早退させてくださいっ、今直ぐに!
 な、なにが起こっているんだ、このメイプルの中で。大殺界を抜けたのでしょうか? ありがとう、細木先生(たぶん)
 本日のドロップ、三点はこちら。



 ヴァル卍エイ「怖いよぉ」
 ミニカーゴ(……これでもっと高級なエサを買えば)
 ヴァル卍エイ「どうしよう、こんなにドロップしちゃったよ」
 ミニカーゴ(いつも、いつも一食30メルの安物を食らっておるからなぁ。涎が止まらぬ)
 ヴァル卍エイ「売る? 売っちゃうの? でも、これ、全部戦士用の装備だよ!?」



 ミニカーゴ「売れ」

 ……売りました。



 8月27日 初体験×3


 どうにも、いままで独りで狩ってばかりだったんですが、今日はひょんなことから、数人でグループ組まずの分担で狩ることになりました。エオス塔の100階です。



 湧きに負けたのは初めてですorz なんか、もう、ものすごい。倒した途端にまた4匹がそこに居るって感じです。効率ですか? 凄まじかったです。
 湧き負けの初体験を済ませました。また一歩、大人(ドラゴンナイト)に近づいた気分です。

 そんな感じで、ドラえもん並にネズミで悲鳴をあげていると、グループの誘いが来ました。前ぶれもなく突然です。
 挨拶もなしか。この辺りではこれが風習なのかな、と思って加入を受けたら、



 異端審問でした。
 知らない間にマクロ疑惑がかけられていたようですorz
 マクロに間違われたのはこれが初めです。
 そういうわけで、被マクロ疑惑の初体験を済ませました。また一歩、大人(ドラゴンナイト)に近づいた気分です。

 いろいろありましたが、ドロップの薬も使い切って街に戻ることにしました。TVチャンピオンみたいなサバイバル趣味はないです。ちょっと憧れはしますけど。
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 街の中で馬に乗った騎士様に追いかけられましたorz ぼ、ボクは山賊でも海賊でも魔王の手先でもないですよっ、どうか御慈悲をっ。
 しかも、うちのカーゴちゃんが寝返っているように見えるのは気のせいでしょうか。元々はモンスターキャラらしいですから、野生の血でも目覚めたんでしょうか。
 ええと、街の中で逃走劇を繰り広げたのはこれが初めてです。どういうわけか、街中真剣逃走の初体験を済ませました。また一歩、大人(ドラゴンナイト)に近づいた気分です。

 何はともあれ、貴重な一日でした。
 ささやかな日常に、愛の手を〜



 8月28日 今だから言える本音


 こんな仔を発見。



 可愛い〜。ネコちゃん。

 ヴァル卍エイ「カーゴちゃんも少しは見習ってね」
 ミニカーゴ「ペットに可愛さなど必要ない。必要なのは、機能のみ」
 ヴァル卍エイ「……その機能も、ハスキーや子豚には負けてるよね」



 Σ し、しまった言い過ぎた。

 ヴァル卍エイ「ご、ごめんよぉ」
 ミニカーゴ「……ぐすん。どうせ、どうせ安いから吾輩を選んだんだろう」
 ヴァル卍エイ「そ、それは……」
 ミニカーゴ「愛情なんて、欠片もないのだろう」
 ヴァル卍エイ「そ、そんなことないよ、うん。とても大切に想ってる、うん。うん」
 ミニカーゴ「本当?」
 ヴァル卍エイ「……(無言で頷く)」



 はうっ。ご、ごめんね。辛いことを言っちゃって。
 誠意を示すために、必死にコミュニケーションをとること数分。



 ようやく10レベルに。
 このレベルになると、新しい命令が使えるようになるんです。いわば、ひとつの伏目です。
 さっそく、試してみることに。



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 ……えぐえぐ (;つД`)



 ……ん?



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 ……す〜ばる〜♪ ……ぎ〜んが〜♪



 8月29日 毛虫の生き様、されど期待は儚くも


 グループクエストは、規定人数を集めないと行うことができません。多くても、少なくても不可です。そのため、如何にして効果的なメンバーをそろえることができるか、皆が必死になっているのです。
 ここでいうグループクエストとは、俗称《ルディクエ》。エオスの101階で騒ぎまくる、アレです。これの規定レベルは、35(36?)〜50まで。45レベル越のメンバーでなければ、苦戦するというこのクエストに、現在38レベルのボクが参加できるはずがないです。雑魚ですから。
 しかし、ボクはやってきました。参加してきました。
 友に匿ってもらったわけでも、賄賂を送ったわけでも、はたまた催眠術を駆使して「吾教皇也」てきな怪行もしていません。
 単純明快。

 人数が定められている
 ↓
 人数をそろえなくてはいけない
 ↓
 しかし有力候補が居ない
 ↓
 でも、どうしてもやりたい
 ↓
 背に腹は変えられぬ
 ↓
 雑魚でもいい、兎に角、頭数を集めろっ

 ハイ。雑魚なボクは、人数不足が深刻になる、早朝4時に詰め所を訪れました。

 親切な一般市民「グルクエやりますか?」
 ヴァル卍エイ「えっ、ボク雑魚ですが、宜しいんですか?」
 親切な一般市民「人数足りないんで^^」
 ヴァル卍エイ「是非っ!」



 計 画 通 り

 火口を眼下にデスノートを構えた夜神月も、まさしくこんな心境だったのでしょう。吾勝利。
 ふふふ。入ってしまえばこちらのもの。前もって情報は仕入れておきましたからね、クエストクリアの為の。
 滞りもなくクエストは進行し、残るはあのボス君のみ。さあ、初クリアよ、吾が手中に舞い降りよっ。




 あれ?




 ちょ、ちょっと……




 あわわわわっ、こんな筈では!
 くっ、手がつけられんではないかっ!

 ……その後も死闘は続き、倒す頃には太陽が昇っていたとさ、ちゃんちゃん。


 合理的結論。
 グループクエストは、グル員の迷惑にならないよう、十分に強くなってから参加しましょう。

 みなさん。本当に、お世話になりました。心よりお礼申し上げます。



 8月30日 愚者は決して学習せず、そして贈物は身の丈に合わせて


 前回はルディクエに参戦して、エライことになりました。流石に、38レベルの戦士が加わるのは難しいようです。
 これ以上、あそこの人たちに嫌われるのは賢い選択じゃないでしょう。あの人たちはレベルが近い――つまり、今後とも共に成長していくんですからね。流川楓と同年に生まれた清田信長みたいなものです。
 それはさておき。



 参加してきました。ルディクエ。
 びば前後分裂。矛盾大好きっ。
 またしてもご迷惑をおかけしました。心より陳謝申し上げます。

 さて。散々の迷惑をかけて欲望(?)を満足させたボクは、平和的にオモチャ工場で狩ることにしました。
 それにしてもオモチャ工場……。ひょっとして、サンタクロースでしょうか。いやね、昔の絵本で、「サンタクロースは子供たちに配るプレゼントを、工場でつくっているんだよ〜」という物を読んだ記憶が根付いているんです。
 というわけでボクの脳裏に、

 ここはサンタクロース経営のオモチャ工場で、ここでクリスマスに配るプレゼントをつくっているのではないだろうか――。

 一つの仮説が浮かび上がりました。今は8月末。世界中の子供たちにプレゼントを配るなら、今から大忙しでしょう。うん。

 ヴァル卍エイ「カーゴちゃん。サンタさんに会えるかな〜」
 ミニカーゴ「そんな寝言よりも、いい加減に吾輩に名をつけろ」

 カーゴちゃんも概ね同意見ですね。サイン用の色紙をもって工場をうろつきます。



 Σ 怪しいブツを発見!
 こ、これはもしやすると、今年分の試作品ではないだろうか。それとも、去年の残り?
 ええい、どっちでもいいわっ!
 というわけで、



 ↑果敢な略奪行為。
 これは拙者の物じゃー! 気分は金庫をぶち壊す強盗です。

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 追伸。
 明日にでもウチのカーゴちゃんが昇天召されるみたいです。果たして蘇生はあるのかなぁ? 金銭的問題浮上。



 8月31日 失われしもの、得られしもの


 昨晩はメイプルが出来ませんでした。時間の都合ではなく、カーゴちゃんのせいです。寿命なんです。辛くて、その場に居られませんでした。
 「今夜が、……峠です」
 そういうわけで、朝早く……血を飲む思いで、カーゴちゃんの亡骸を引き取るためにインしました。
 転送待ちの間にもカーゴちゃんとの楽しい思い出が、走馬灯のように駆け巡りました。


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 何かに慰められたのか、はたまた電磁波の影響なのか、悲しみがほとんど込み上げてきませんでした。摩訶不思議。
 ともあれ、見覚えのあるルディブリアム街。流れ出る涙が止まりません。さあ、亡骸はどこだー……



 ……何でいるの?
 君は、いつの間に死を超越したんだい?
 キョンシーか? キョンシーなのか? 札はどこだ?
 我知らず、《死者の符籍》がどこに張られているのか探していましたが、どうやら幽霊じゃないようです。
 ああ。よかった。さあ、今日も狩りに行こうよ。



 「桶狭間……? フッ、ぬかったな、義元!」
 や、やられた……奇襲か。奇襲なのか。やられたよorz
 心が……折れたわ。うん。



 もう君は生き返らないんだね。
 悲しいよ、悲しすぎるよ。
 ……あれ? え、え、え?

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 ボクのミニカーゴ(名無しは)死んでいないかもしれない。亡骸がないんだもの。
 だって、これは《ミニカゴ》だしね。うん。